マンション管理士は不動産関係の中で今注目の国家資格です。不動産・マンション管理業界への就職が有利になり、また独立・開業も可能なので、定年後に今までの社会人経験を活かして活躍しようと取得する人も増えています。
マンション管理組合の運営や大規模修繕工事などの際、管理組合の管理者やマンションの区分所有者の相談に応じ、適切な助言や指導などのコンサルティングを行うのが管理士の主な仕事です。現在は中古マンションの流通量が増え、大規模修繕や建て替えなどの必要が生じ、また高齢化に伴ってバリアフリー工事の必要も生じています。また平成19年度より国土交通省が既存マンションの適切な維持管理を推進するため管理士を派遣するモデル事業を創設し、管理士のニーズは高まる傾向にあります。
管理士になるためには国家試験に合格し、管理士として登録する必要があります。試験は年1回(通常11月)で、受験するのに年齢・性別・学歴等の制限はなく実務経験も不要で、誰でも受験することができます。ですが合格率は7~8%で、一級建築士や土地家屋調査士と並ぶ難関試験です。

マンション関連の資格としては管理業務主任者というものもあります。これはマンション管理会社に必須の資格です。マンション管理士が管理組合や住民の相談に応じてさまざまなトラブルなどを解決したりアドバイスを行うのに対し、管理業務主任者は管理会社の従業員として管理委託契約時に重要事項を説明したり、管理組合に管理状況の報告をしたりします。こちらも国家資格で年1回(通常12月)に試験が行われますが、両試験は出題分野に重なる部分が多く、ダブル受験する人も多くいます。
また不動産の売買や賃貸の仲介に不可欠な「宅地建物取引主任者(宅建主任者)」と合わせて受験する人も多いです。両方取っておけば不動産業界への就転職の際に有利ですし、民法・建築基準法など出題範囲が重なるため、難関である管理士試験の合格率も宅建受験者の方が高くなっています。

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